ヤマハ2気筒ミーティング
開催後記 第二部(第25話)
皆さんのバイクをじっくり眺めていると、零円自作主義的なアイディアが各車に散りばめられているのに気が付きます。というわけで皆さんの愛車を眺めての印象を書き留めてみました。
まずは萌えパパ鈴木氏の愛車GX号。ハンドル周りに目をやるとまず気が付くのがメーターの文字盤。色といい文字といいなんとも言えない愛情が伝わってきます。しかも自作という点がまさに当サイトに相応しいところであります。
さらには自作のバックステップ、これがまたイカしてます。数は少ないながらも市販の専用バックステップが存在する中で、このように部品を製作するところから楽しめると言う事は最高の満足感が得られることだと思えてなりません。もちろん他にもたくさんのアイディアが散りばめられていたと思います。
そしてKishibojin氏のXS号、これがまた迫力の存在感を醸し出しています。なんといってもリアビューが凄い。奥多摩のダートトラックにそのまま飛び出して行っちゃいそうなリアタイヤです。今でも新品の16-5インチタイヤって手に入るのでしょうか?
なんとヨコハマゴムの書体が古いぞ!
またkishibojinさんとこのXSが良く似合っていたのがすごく印象的です。
あっきぃ氏のGX号、話を聞いて驚きだったのが、なんとお父様より二代に渡って乗り継がれている歴史の証人的GX、幼少期にはタンクとお父様の間に乗っていたというのがまた感動的です。RPM管やハンドルのしぼり具合、そしてグリップ、ハンドルにぶらさがった小さな小物入れ等、やんちゃなテイストがプンプン漂っていて、見て楽しい、話を聞いてさらに楽しい、そんな一度で二度おいしいGXでした。
自慢の一品、クリアオッパイウインカーには感激しました。値札を見てびっくり、460円なら何個でも買うぞ!!
マフラーはRPM管が装着されていて、爆音かな?予想とは裏腹に心地よいサウンドを奏でる。
左下の写真、オレンジ色のあっきぃさんのメット、昔のバイクってポップなデザインに鮮やかなカラーのメットがすごく似合いますよね。
Takashi氏のGX号、掲示板で書かれていた通り、私がかつて使っていた深緑に金ラインのタンクの外装仕様で極上な程度です。僕個人の思い出がこのカラーにはたくさん詰まっているので、すごく親近感の湧くGXでした。地を這うようなノーマル二本出しのマフラーも、走行時に後ろから眺めるととっても美しい。バイク以外の話もたくさん出来てとても楽しかったです。またお茶でも飲みながらいろんな話したいところであります。
ぶざえもん氏のXS号、電気系統には近代化されたエッセンスが多々織り込まれていました。ライトのレンズや各スイッチをオンにした時の変化には驚きでした。
安心して夜道を走れる工夫が21世紀を力強く爆進する最強の決め手ですね。サイドカバーに小さく「ぶざえもん号」と書かれていたのを見て、こっそりと胸の内でニヤけてしまいました。僕もsoulucg号って書いておこうかな?
SASABON氏のGX号
ゆっくりとお話する時間があまりありませんでしたが、もっと見ておけば良かったと後悔してます。次回はフル参加でお待ちしています!!オープンテラスの前にGXを置いて、心行くまでカフェを飲みバイク眺めて楽しんでみたい、そんなテイストが満載です。
そして極めつけはXS650Eで掛け付けてくださった、ハンターカブ900氏のXS650E号。ややオレンジがかった黄色?に黒の外装。セルの回りもよく、一発始動で元気に掛かります。しかもセルのスイッチがデコンプと連動でレバーを握ると同時に圧縮を下げ、セルが回転する機構になっているのには驚きでした。歯切れの良い360度クランクの排気音が山々に響くとそれはなんとも言えない気分になります。
左図はデコンプレバーと連動し、バルブを直に操作し圧縮を下げる部分。この四角いカバー内に排気バルブが隠されている。
後年の650シリーズになるとセルモーターの強化が達成されるのか、デコンプは外されることになる。
同じくXS650では最後のモデルにあたる、宇賀礼二氏のXS650Spl号。普段から宇賀氏とは交流があるのですが、宇賀氏の旗艦は実はSR500で、これがまた実に気を抜けない存在です。
「あッ!!」と思うと同時にストトトトト〜と異様な程に加速して置いてかれます。どれだけ反応速度を上げられるか、それが我がXS400Splが置いていかれない重要なポイントです。そんなSRに20年くらい?も乗っている方ですから、XS650Splを操ってもこれまた速い。
いくらトルクがあるとは言え、XS&GX250/400とくらべると50キロ近い車重差があるのですよ、馬力差で言えば13馬力、13馬力で車重は約50キロの差、なのにワィンディングを走っても差が付かない。恐るべし赤い革ジャンで武装されたXS650Spl&SR500。
ワィンディングで赤い革ジャンを見かけたら、絶対に目を合わせてはいけません。(嘘ですごめんなさい。)
宇賀氏との行きの道中で、梅の花が咲く中に映ったXS650Splは本当に美しい光景でした。日本のどんな景色にも似合うそんなバイクだと改めて認識した程です。
そして我が後輩の3214氏のRZ250R(1AR)号。
本人の希望により墨ベタ目隠しでの公開。
このバイクはかつて短期間でしたが私(soulucg)が所有していたものです。それをオタッキー要素満点な3214殿がコツコツコツコツ・・・×∞と綺麗にしていったものなんです。しかも、油断ならない事は、常にカバンの中にはRZRのマニュアルやパーツリストが入っているという点(仕事中)・・・本当に呆れっぱなし。
いろいろと構想やウンチクは素晴らしいのですが、かつ性能的にもXSより遥か高次元なバイクなのに、どうやっても金色のXSの前を走る事が出来ない、挙句にはなかなかその苦労が表面化されない傍から見てると・・・な方です。
これからもどんどん進化させるべく構想は目白押しの車両です。見た目はノーマルライクですが、結構いろんなところに細かな手が入ってます。乗り出しの頃に比べればそれはもう極上レベルの程度でしょう。
去年の暮れにせっかく腰下までバラしてエンジンを組んだというのに、(おいらが組んだってのに!!)
けんぽんさんのRoom29Lサイトで開催されたパワーチェックでは測定不能という、最高の結果を出してくれました。もちろんパワーが出すぎていたから、計り切れなかったに違いない!!へっへっへ
(実は本人の作業によってインシュレターから二次エアーを吸っていたために測定不能・・・ちったぁ苦労して組んだ身にもなってくれよ!エンジン組んだオイラの弁明の為にネタを公開。)
もちろん今回のミーティングに来るに当たっては、俄然やる気のニュータイヤでの参加でした。
またお茶を沸かして飲ませてくれるなんてニクイ演出じゃないですか!ごちそうさまでした。日頃の厳しい上下関係の為なのか、運転技術の差なのか??永遠にXSの前を走れないRZR乗りの3214君。
やっぱりこの日も大アップハンドルの金色XS号の前を走ることは出来ませんでした。まだまだおもしろいネタたくさんあるんだけどなぁ・・・ふっふっふ
そして3214殿のお陰でRZR軍団との輪も広がりました。実はヤマハっ子さんはXSともう一台RZRも所有されているので今回は気分的にはダブルエントリー。どのバイクを見ても他人事には思えない刺激があったと思いますが、Room NO.29Lサイト(←サイト内にもイベント後記情報あり)代表のけんぽんさんはじめ、三十路馬鹿さんと友人(FX)、1XGに乗る隆さんが駆けつけてくださったのも嬉しい限りであります。どうもありがとうございました。
上下四枚の写真は隆さん、よーく穴が開くほどに眺めてみましたが、チャックは開いていなかったので一安心。
隆さんのRZR=1XGです。
上二枚のマシンはRoom NO.29Lサイト代表のけんぽんさんの愛車。
RZRも発売されてから最初のモデルは20歳になろうかというマシンですが、思い思いのカスタムが施されていて見ていると本当に楽しい。ワィンディングを走ったら速いんだろうなぁ・・・楽しいんだろうなぁ・・・
僕(soulucg)は約半年近くRZRに乗ってましたが、都区内だけしか乗りませんでした。整備がままならない状況だったからです。
くっそー今になってみれば見るほどに楽しそうに感じるぅ〜峠を走ってみたい!!
爆6さんのTZRはもちろんパラツインの初期型1KT。これがまたすごく綺麗に維持されてます。ここ最近ではすごく1KTや2XT(=TZRの2型)がかっこよく見えてなりません。
フルカウル車は絶対に転べない、そんな意地をさりげなく感じさせるあたりに大人の色気がプンプンします。でもタイヤを見るときっちり端まで使ってる痕跡が・・・
静かに漂う大人の色気、そして夜は激しいんだぞ!とばかりに大人の時間を漂わせる辺り、恐れ入りました。いつの日か、TZRで峠を走りたい!!いやサーキットならなお良い!!
そしてヤマハ2ST最小排気量ツインも二台参加してくださいました。
ヤマハリトルツインサウンズサイト代表の茂さんはHX90でのご参加、またそれよりも一代前にあたるHS-1で来て下さったのはドンキッコさんです。
右側=HX90
左側=HS-1
小さくても二本出し、軽快な排気のリズムの中に確実にツインサウンドが入っています。これまでに街中では一度も見かけたことが無い超希少車です。維持することだけでも大変なのに、わざわざ奥多摩まで足を運んでいただきどうもありがとうございました。
下のヘルメットはドンキッコさんによるオリジナルペイント。缶スプレーで塗ったという話でしたがすごく綺麗な出来栄えでした。
皆がそれぞれに零円自作主義を初志貫徹している事を感じ、その事に満足感を覚えながら、XS日記=ミーティング編は次話へまだまだ続くのだ!
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