壮大な構想を現実に(第27話)

今回は、GARAGE-UCGを創業して以来、描きつつある構想についての話。

立ち上げて以来なんとか三ヶ月を迎えられた。この先いつまで続けていけるのか?という不安を常に持ちながら時間は過ぎ続けていくのだろう。

ガレージと自宅を行き来する日が多い中、行き帰りの環七を往復するのが唯一の楽しみと言っても良い。家を出る時、眠かったり疲れてたりしても、季節ごとの移り変わりを肌で感じられるとたかが30分少々の通勤時間が本当に気分転換になるのだ。
(環七万歳!!)

この通勤時間中に依頼を受けたその日の仕事の段取りや作戦を考えるのがまた楽しいものでもある。

以前、修理屋さんで修行を重ねていた時代には少なくとも、その日の作業について朝っぱらから作戦を練ることは無かったのだが、ガレージで請け負う仕事は、どういうわけか他のお店で断られてしまったような作業がほとんどを占めるので、いかにアイディアが浮かび、これまでの経験を元に対処するかが最大のポイントになってくる。

そんな切羽詰った状況の中で、アイディアが浮かび、最大限に手を動かせる事は本当に幸せなことだと思う。なんていうか一日を終えた後の喜び、充実感が溢れているんだ。

GARAGE-UCGの従来のお店との最大の違いは始めにホームページが先行していたという事に尽きるのではないか。それと同時に、その一台に十分な時間を割いて、目の前で整備を見れるという事に尽きる。あたかも通い慣れた美容室のように・・・ということはつまり、ガレージを単なる仕事の場にするだけではなく、より同じ趣味を持つ者同士でもっと交流の場を持っても良いのではないか?という大きな提案が湧いてくるのです。だって悲しい事にガレージは狭くて大勢が集まれる環境じゃないんですもの。

ミーティングとガレージ、どちらも自分にとって欠かせない間柄をもっと密な物にして連携させることが出来れば、きっとより大きな輪が広がるに違いないと思う訳です。

自分自身、当サイトの最大の目標は、他には無いXS&GXに関する情報を溢れ出さんばかりに、これでもか!と特集していく事だけに尽きます。

インターネットという共有できる空間の中で、実は自己満足の為や、自分の為に書き残したデーターも多くあります。常に現代の情報や技術を生かして、突き進みまくるぞ!という、ある種、自分が立ち止まらない為の手段だったのかもしれないとすら思う中、様々な面で当サイトの趣旨に賛同してくれる方がいるからこそ、やっぱりやって行きたい事があるんだ、そうそれがミーティングなんだよ!!

もっと自分のバイクを愛し、自慢して欲しい、その為にミーティングが存在する!
生誕25周年を迎えたバイクはヤマハSRだけじゃない、GXがいるじゃないか!なんで混ぜてくれないんだ!!

メーカーにとっては過去の車種なんてどうでも良いのかな?もっと大きな心で包み込んでやろうぜ!とにかく集まることが重要なんであって、バイクに制限なんていらないんだよ!!

気づけばあまりにも壮大な構想になったもんだ・・・

次話 保土ヶ谷PAの集い

壮大な構想を現実に・完

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