エンジン換装!前編 第十話 1999年3月頃の話
ちょうど公道にXSを出して以来、毎日が楽しかった。
今回は自分で走れるように直して、いろんなところに出掛けていた頃の話。 とにかく全てがこの頃はXSと一緒で、お店に入る時も遠くに放って置いとくことは出来ないという病的な状況になってしまった。それはもちろん盗難やいたずらが心配で仕方ないから・・・ 公道に出た当初は走行距離も7千Kmほどであったが、とにかく煙が良く出たんだよ、2ストかと思うほどに。 乗れば乗るほど始動性は悪くなり速くも走れず、たまらんなーほんとうに。 でもね、ここまで自分で修理してきたのでエンジンも自分でやらないと、もう気が済まないんだよ! そんなこんなで我慢しながらもあっという間に2万キロを250ccエンジンで走ってしまい120km/hも出ない乗り物に嫌気がさしてきてしまったのだ¥である。 そこで以前から気になっていた400ccエンジンを探す事に決めた。 あー、どうなっちまうんだろ、XSを手放したくないのに・・・ 我慢できない俺は一気に考えを改めた、そうだ「買います!」でエンジンを募集すれば良いのだと! 一カ月待って雑誌に掲載された時は、ひたすら電話が掛かるのを待ってたよ、オレは! 雑誌発売翌日の朝、突然電話が鳴りエンジンを売ってくれる話になり、大磯のフリーマーケット(今は無きバイクのフリマ) でエンジンを引き取る話になった!やったー! ここで今後のXSの見通しも一気に立つ事になったのだ!同じオーバーホールするにしてもお金掛けるなら400ccエンジンにつぎ込みたかったので、250ccエンジンは乗りっ放しのほったらかし! それもなんと嬉しい事に計二件の連絡があったのだ! 後で連絡が来た人は最高だったよ、もうGX乗らないから約7台分にものぼるGX&XSを全部引き取るならあげるよ!ということになったのだ、そのかわり必要のないサイドカーまで引き取る事に・・・ サイドカーは友人が真っ先に欲しいというのであげる約束をして、いざ2dトラックで出陣し、全部引き取ってきたんだよ、ものすごい量の車体やパーツをね! これが今のXS&GXに関する情報の原点であったといっても過言ではないのだ! 本当に様々な出来事を潜り抜けてきたXSは奇跡的だとしか言いようがない、そんな過去の出来事が全て真実なのだから。(何人かの仲間は全て知ってるけどね、そんな出来事の数々を・・・) それはさておいて、ようやくエンジンを手に入れ腰上中心のオーバーホール用部品も注文、主にガスケット、ピストン&リング、シール類を注文しパーツも揃った。 ところが、さて不思議、どうやってエンジンを開けてオーバーホール出来ようものかって?でも、その時役に立ったよ、昔ホンダ=CD50(多摩川の橋で焼き付き終了)のエンジンをいじってた(=破壊?)時の経験が! 「XSだって400ccとはいえOHC単気筒×2でしかないわけだからCD50と作りは一緒だろ!」と、 普段どおり半ば強引に納得させて気づけばエンジンを開けていた。 いつも見切り発車のSoulucgでした・・・ エンジン換装!前編 第十話完 |