XSとGXのオリジナルの違いを探る
◆XS250/400Spe(OHC)は大きく分けて、3種類ある。 @):キャストホイール A):スポークホイール B):ミッドナイトスペシャル ◆GX250/400はさまざまなバリエーションがある。 初代GX250/400は当時のRDやGX500と似たデザインで、 角タンク、テールカウル付きであったがこれまでに、私自身は、走行しているものを見たことは無い。 GX初期型は赤と緑、青と、あともう一つ何色だったっけ?四種類でいずれも縦ストロボカラー、これがまた不評だったらしいが、今となってはかなり新鮮に映る。 二代目は、GX250/400SPが登場したときの型で、
スポーク仕様と併売された。初代と出力などのスペックは同等。一番良く目にするのはこの型ではないだろうか? 最終型=三代目はデザイン的には初代GXに近いものになる。
最終型の大きな特徴はステップ回りで、ややバックステップになっている。チェンジペダルはリンク式になっていてエンジンにリンクマウントが付いている。 このステップは、二代目までのGXとXS全車にそのままでは流用不可である。エンジンのリンクマウント以外にステップーフレームマウント部分の固定方法も違うのである。(マウント再溶接でOK、でもそうなると他車種用のバックステップを利用した方が良いでしょう。) 最終型カラーリングはSR初期型と似たカラー(黒ベースに赤(半月)ライン)と、時代的な流れかXJ400と似たようなカラーが存在する、これもまた希少である。 他にもカラーはあるはずだが、手元に資料が無いために探求中。 輸出仕様があると言う事も、忘れてはならない。 輸出モデルには外観はXS-Splと同じだが、250/400とさらに排気量が360ccのバージョンが存在し、
フロントがドラムブレーキのタイプも存在している。 XSとGXシリーズとの最大の違いは、Rホイール18インチ→16インチへ Rブレーキ ディスク→ドラム (但し最終型GX250SPテールカウル付きは、Rドラム、チューブ入りキャストホイール) シート周り、ハンドル周り、マフラー等である。 また絶版車カタログにはフレーム共通と書かれているが、細部は結構異なっている。 GXとXSでグラブバーに互換性は無く、さらに形こそ似ているがGXとSRのグラブバーも互換性は無い。 マフラーはXS&GXすべて共通なので、XSをGXロングマフラーにすることは当然可能。GX初期型とニ型をのぞくと、全てのマフラーがエンジン真下で左右連結されている。 点火方式がポイント点火から
フルトランジスタ点火になった点も大きな変更点でしょう。 エンジンに関しては、シリンダーフィンの形状が250ccの四角いデザインに対して、400ccは丸っこいデザインである。 見た目にはフィンがあるポイント車用のポイントカバーが個人的には好きだが、フルトラ仕様にはフィン付きポイントカバーは取り付け不可能である。(逆は可能、但しポイント部の配線とポイントカバーがショートしないように注意が必要) エンジンの寸法は250,400共に共通で両者とも、マウントも共通。 エンジン内部を探求してみよう。250ccと400ccエンジンの細かな相違点はパーツリストを端から端まで眺めれば解ることなのだが、ほとんどが共通部品で異なる部品を探す方が楽な程である。給排気バルブ周り、ピストン&シリンダー、クランク、クラッチ板の枚数(XS250/400ではクラッチ板の枚数が異なる。)が違うくらいだろうか。その他はほとんどが共通。 さらに気になる点はエンジン探求へ→XS&GXエンジン探求 キャブレターのセッティングも各年代を通じて微妙に変わっている。 詳しくは→零円自作主義参照 エアクリーナーはXSでは左右一体のプラスチック製。GXはマニホールドで左右連結されているが、エアクリーナー自体は左右独立のスチール製の弁当箱である。 |