XS&GX250/400作業(03年02月版)
今回の特集:重いホイールでのトレーニングに訣別

 

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常日頃から当たり前のように何年間も世話になってきた大八車ですが、もう思い切って別れようと思ってます。この大八車は、おそらくは市販車中で一番重いホイールだと思うんです。いつもいつも、よくこんなにクソ重いホイールで峠を走り回ってたなと思うと信じられない。それとは対照的に現代のホイールやマグホイールがどれほどに軽いことか?それは持った途端にわかる違いです。

とは言え、XSに関してパーツをチョイスする際には、そのテイストがすごく重要になると思うんです。どうしても手裏剣型のホイールは私の理想に反します。

また何年も大八車にこだわってきた信念もありますし・・・

でも、これを手に入れて私の考えは変わりました。反則だと言う方いるでしょう。

ただ、今回はリア用しか手に入れることが出来なかったので、キャストホイールが普及しだした80年代のレーサーチックにリア=ダイマグ フロントにはノーマルの1.85よりもワンサイズ太いリム=18-2.15スポーク仕様で組んでやろうと言うのが構想です。もっとXSに良く似合うマグホイルがあるんですがね。ちょっと入手が・・・金銭的にも

またTZ用のホイールの場合、ハブダンパーが内蔵されてない物もあるので、そのまま組むのはあまりにも危険です。ツインやシングルなどの4ST車=瞬間的に過大なトルクが掛かる車種の場合、2ST用のダンパーレスのホイルをそのまま組むとホイルの耐久性が・・・

というわけで、ハブダンパーを収められる仕様のハブから製作です。もちろん構想的に530チェーンはあまりにも現代のスペックから言えばオーバークオリティーなので、一気に520チェーン化も推進する予定です。

まずは手近に進められるスポークホイールから始めます。このスポークホイールに関しては、リムはSR用のリア用を採用し、ハブはXS650やSRと同様のハブを使用。問題はスポークの組み換えなのですが、自転車でスポークの組み換えは何度か経験してきたので、これも無問題。

19インチホイルにするならば、SRディスク用のスポークを探せば問題は無いのですが、フロント18インチ仕様だけは絶対に譲れない部分なので、スポークの選定が重要になります。別にブルジョワならば、気にせずワンオフでスポークを製作するのでしょうが、とりあえず、ぶつけ本番で狙えそうなスポークを流用するのが零円自作主義の醍醐味でしょう。というわけで今回狙った獲物は初期型のVirago250のスポークに照準を定めてみました。見たところ、初期型のVirago250はハブの形状がSRディスク用ハブやXS650などとすごく似てるんです。

このハブに関してのデーターはXS65Spl&SR400初期型ディスク仕様の場合、国内仕様では36穴でシャフト径は17φ、XS&GX250/400のスポークホイルの場合、シャフト径は15φになります。細工してやれば17φ用にもなるので、どのハブを使用しても結果的には変わらないでしょう。ただホイルの径を変換する場合、スピードメーター取り出しギアは変換後のサイズに合わせたギアを用いるのが正解です。ちなみにヤマハのメーター取り出しギア部分の形状はほぼ共通でボルトオンです。

これなら、きっと新品が出ると思いついたのです。他に考えた流用スポークとして、SRV250や400Viragoでしたが、いずれもハブ形状やインチ違いにより断念。重要なのは、初期型のVirago用のスポークってことなんです。ちなみに後期型のViragoのハブ形状はSRV250等と同形状で、結構形が変わるのです。

これからまだハブ製作やスポークの組み直し等、壮大なメニューが目白押しなので、次回の作業更新は未定。

 

 

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